弊社の「戦略広報」とは
(2009年7月24日)

最近、弊社のHPにある戦略広報ってなんだ？と聞かれたので、およそ次のようにお答えした。
「１つの素材を、メディアに評価してもらうために、あの手この手で光る情報に仕上げる企画力をベースとした広報です」
いまどきなら、宣伝費カットのあおりで、メディア露出への期待が広報にシフトしているようであるから、なおさらそんな企画力が必要で、例えば「あまり編集には向かない」という素材に社会的意義を付加し、周囲を巻き込んで、今までにないようなユニークな活動に仕立てるなんてことが求められる。もちろん企業体力相応の形でやらなければならないが。
ある商品を売り出すのだったら、どこでどう売り出すのがユニーク性を高められるのかを必死に考える。関連部門とも調整しながら、どの視角でブランディングするのが長期的に好ましいかなどということも考え、広報から経営サイドに企画として逆に提案したりする。（これは結構嫌われることも多いが・・）
そのためには、いろいろな情報もこちらとしては持っていないとならないし、マーケティングセンスも必要になってくる。そういう諸々は、広報だけやっていたのではなかなか難しいと思う。僕は記者として八百屋さんから大臣まで取材して、その後は起業家などビジネスパーソンといろいろ話をして、必死で飲んでもきているので、現場感覚もかなりインプットしていると思う。
そういうことを混ぜ合わせて、サムシング・ニューを見つけ出すことが、広報の面白みでもあり、醍醐味の一つでもあるのだろう。