広報活動をしていると、利益後回しで応援したいビジネスに出会ったりするものであ
る。
そのひとつが、大型リチウム電池である。まさに、現代社会の”乾き”に相当するも
のではないだろうか。
エジソンパワーという、元衆議院議員の山田氏が立ち上げたベンチャー企業の電池
は、すぐにでもメガワット級の電池まで商用ベースで用意できるし、実績もある。米
国では、同じ技術を活用する系列会社の電池工場建設に500億円以上もの助成がつ
き、雇用創出に寄与するプロジェクトとして国をあげてベンチャー育成に力を入れて
いるようだが、日本では助成金を探すので手一杯。しかも半額補助、2/3補助で数
千万といったところで、ここに資金の必要な研究開発型ベンチャーが育つ余地はな
い。
現に今日話した、エネルギー関係で日本で最も情報が集まっていると思われるコンサ
ル会社の社長さんは、電気自動車のニーズは多いのに、実際には手に入らなくて困っ
ていると話していた。一方で、資金力があればいつでも供給できる体制を整えられる
会社があるというのに、そうすれば新規雇用の機会も多いに創出できると思えるが、
米国とは正反対に、これらは出る杭と判断され、問答無用に打たれる環境が日本は強
いのかもしれない。